木型で使う ものさし

木型作成に使う道具 鋳物尺

木型を作成するのに必要な道具に鋳物尺(いものしゃく)があります。伸び尺(のびしゃく)と言う人もいます。普通のものさしとは少し違う鋳物尺、どうやって使うのでしょうか?

 

鋳物が収縮するのを考慮する

鋳物屋さんで、鋳物を作成する工程に関係があります。砂型鋳造は、溶けた金属を砂型に流し製品を作成します。金属の温度が下がると、製品が収縮して型より少し小さくなってしまいます。これを考慮して少し大きい木型を作成します。画像で鋳物尺を説明すると、右側に分数が書かれているのがわかりますか?

木型で使う ものさし 4つ

上から1番目 (伸び無し)

上から2番目 1と8/1000

上から3番目 1と10/1000

上から4番目 1と12/1000

 

1と10/1000は、どんな意味

収縮を考慮して「伸び10(10伸び)」で木型を作成する場合、1と10/1000と書かれている鋳物尺を使います。この鋳物尺を使うことで職人は計算しないでも、長さ100mmの物を作ると実際には収縮を考慮した100.1mmの物を作ることができるのです。毎回、1.001倍の値を計算するのも大変ですからね〜ちなみにノギスもあります

100mm を、伸びを考慮して100.1mm木型を作成

 

CADも同様に、伸びを考慮して作成

CAD/CAMを使って木型を作成する時は、実際の寸法でCADデータを作成します。CAMデータを作成する時に、伸びを考慮します。鋳物尺は使用しませんが、やっていることは同じです。

 

木型屋のちょっとマニアックな話でした。

※3Dプリンターの製品作成には関係ありません。

 


Uehara

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2人の娘のパパです。3Dプリンターを使った出力サービスで奮闘中。会社では、営業・製作・広報・人事・CAD/CAMなど、なんでも屋です。3Dプリンターの知識なら、ほかの人には負けません!気軽にお電話ください。 中山木型製作所(3Dプリンター) 0566-42-4838