ガス・給湯器工事専門店「正直屋」さんのテレビCM、動画を見ていただけだでしょうか?最後に女性が持つ給湯器が、中山木型で作成した製品になります。3Dデータ作成から塗装まで、どのように作成したか?順番に説明します。
給湯器のデータ作成
テレビCM用の給湯器を作成する依頼がありましたが、3Dデータが支給されませんでした。まぁ〜、メーカーさんのデータは出しにくいですよね。型番は連絡がありましたので、メーカーさんのサイトから2Dデータ(DXFファイル)をダウンロードしました。しかし、この2Dデータには細かい寸法は入っていませんでした。インターネットで検索し立体画像を参考にして、CADで3Dデータを作成しました。製品は最終的に1/4の大きさにし、STLファイルにしました。
3Dプリンターで給湯器の形状を作成
後で塗装が必要なため、材料はアクリルになりました。形状的にFDM方式で作成すると塗装前の処理が大変そうだったからです。3Dプリンター(Stratasys Objet30Prime)で約16時間かかりました。形状が薄いため、サポート材をゆっくぅ〜〜り取り除きました。リブなどで補強しても良かったかもしれません。
3Dプリンターで作成した給湯器を塗装
塗装は、協力会社さんにお願いしました。本物の給湯器を借りて、おんなじ感じに塗装してもらいました。白色っぽいところは指定色がありましたが、メッキ調のところはシルバー塗装です。もう職人技ですね。
テレビCM用の給湯器作成のまとめ
作成手順は、3段階でした。
1.CADで3Dデータを作成する
2.3Dプリンターで製品を出力する
3.本物と同じ塗装をする
リアルに本物と同じようにしましたが、見えないところは変更しても良かったかもしれません。あと、塗装がアクリル製品に吸い込まれるため、前処理を気をつけた方が良さそうです。こんな仕事が増えると、楽しいですね♬
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有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838