3Dプリンター使いの上原です
中山木型は、3Dプリンターを使った出力サービスをしています。
何かのご縁で会社のホームページを見ていただき、3Dプリンターに関するたくさんのお問い合わせをいただいています。
ありがとうございます。
一つ一つに回答していますと、意外と似たようなお問い合わせを多々いただいていることに気がつきました。
似たようなお問い合わせが多い=みんなが気になる質問!
ということで、3Dプリンターの問い合わせベスト3は何かな?と思い集計してみました。
今回は、第3位を紹介します。
第3位は、「金型費が高いから、3Dプリンターで作成したいです。費用を教えてください」です。
意外と多い、この質問!
まず確認したいのは、「大きさ」と「何個作成するか?」です。
大きさは、親指のサイズなのか?手のひらサイズなのか?
作成するのは、10個なのか?1,000個なのか?
条件によって、実現できるのか?かなり変わります。
小さい物で小ロットであれば、3Dプリンターの方が安いかもしれません。
でも、そもそも金型で作成したいと考えられていたので、量産品ですよね?何個作成したいのでしょうか?
小さい物でも、例えば1,000個であれば金型で作成した方がトータルコストは安いです。
たとえば、手のひらサイズの物を、金型費用100万円と射出成形費用10万円で生産するとします。
※あくまで説明用の費用です。成形費は変動します
- 10個作成すると
( 1,000,000 + 100,000 ) ÷ 10 = 110,000
1個単価は、110,000円になります。
- 100個作成すると
( 1,000,000 + 100,000 ) ÷ 100 = 11,000
1個単価は、11,000円になります。
- 1,000個作成すると
( 1,000,000 + 100,000 ) ÷ 1,000 = 1,100
1個単価は、1,100円になります。
初期投資の金型費用が高くても、大量に生産すると1個の単価は安くなります。
算数(割り算)です。作成する数が多くなれば単価は安くなるのです。
3Dプリンターは、小ロットが得意です。
手のひらサイズの形状であれば、2〜3個くらいがちょうどいい数です。
形状によっては、10個作成しても安く作成できるかもしれません。
でも、それ以上に作成する場合は他の方法で作成した方が安くなることが多いです。
(3Dプリンターでしか作成できない形状は別ですが・・・)
弊社でご提案する場合は、大きさ、個数、強度、材質によって
3Dプリンター、加工、注型、金型・・・・1番良い作成方法を検討しています。
予算が少ないけど、大量に作成したい方は、ごめんなさい・・・厳しいです。
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838