3Dプリンター使いの上原です
2017年8月に開催した「ものづくり勉強会 ~3Dプリンターの世界~」で
3Dプリンター(インクジェット方式)で作成した製品の仕上げ方法と塗装方法
の話がありました。
興味がある人、いますか?
本当は、勉強会に参加した人の特権ですが
都合が悪くて参加できなかった人、中山木型(愛知県碧南市)が遠くて来れなかった人・・・・もいらっしゃるので
少しだけコツをお話しします。
中山木型の3Dプリンター出力サービスでは、通常は単色が多いのですが
たまに、カラーで製品を作成する案件があります。
カラーの製品は「プレゼン用の模型」「CM用の模型」「試作品にシボ塗装」などです。
色に関しては、カラー出力できる3Dプリンターで作成すれば問題ないのですが
ツヤ無し、ツヤ有り、シルバー(メッキを含む)、シボ・梨地・・・・など指定されると現在の3Dプリンターでは対応できません。
そんな時は、協力会社の塗装屋さんに依頼しています。
専門の会社に依頼した方が、綺麗ですから!!
でも、普通の塗装屋さんに依頼すると失敗します。
以前、痛い経験をしました。
まずは、3Dプリンターの塗装を経験したことのある会社にお願いしましょう!!
と言っても、どの方式の3Dプリンターで作成した物を塗装した経験があるか?これが重要です。
FDM方式なのか?インクジェット方式なのか?・・・
それによって、塗装する前準備が変わるからです。
でも大丈夫、コツを塗装屋さんに説明すれば、インクジェット方式で作成した製品も綺麗に塗装できます。
今回、インクジェット方式で作成した製品・・・・と限定したのも、理由があります。
インクジェット方式で作成した製品は、表面がとても綺麗です。
綺麗なため、軽くペーパーをかけてサフ吹いて塗装したいところです。
ネットで「3Dプリンター インクジェット 塗装」を検索しても、アクリル性の塗料で仕上げる方法が紹介されています。
し、か、し、・・・・
インクジェット方式で作成した製品は、水溶性の物が染み込みやすい性質があります。
見た目が綺麗な製品でも、普通に塗装すると立壁(3Dプリンターの積層方向)がミルフィーユ状態になります。
これを回避するためには、前処理をしっかり行わなければなりません。
塗装される方は、これだけで何が必要かわかっていただけたと思います。
重要なのは「前処理」です!!
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838