3Dプリンター使いの上原です
ちょっと宣伝
2023年4月末、中山木型は3Dプリンターの粉末造形機を導入しました。
3Dプリンターの粉末造形機とは何か
え?
なに?
粉末造形って・・・・と思いましたか?
3Dプリンターは、大きく分けて4種類の方式があります。
(種類があることを知らなくても大丈夫です!
そんなに重要ではありません。)
今まで、中山木型の3Dプリンターは
- FDM方式
- インクジェット方式
- 光造形
の3種類でした
1種類足りないですよね。
今回、粉末造形機を導入したことで、4種類コンプリート!
となったわけです。
今までは、作成する製品の形状や材料などの条件から、粉末造形が適している場合は、
協力会社さんにお願いしていましたが、
社内に機械が入ったことにより
- より安く
- より早く
対応できるようになります。
医療系だったり、食品系だったり、他にもいろいろな製品が作れる3Dプリンターがありますが、
弊社が導入したのは、樹脂製品が作れる3Dプリンターの4種類です。
3Dプリンターの粉末造形、何が良いのか?
なぜ粉末造形機が一番最後になったのか。
1番の理由は、機械の値段が高いからです。
少し前だと機械だけで5,000万円以上必要でした。
付属品を入れると・・・・7,000万円以上の初期投資が必要でした。
補助金を使用して導入する会社さんが多かったですね
他の理由としては、材料の交換が難しいことなどでしょうか?
ん?
これだと、良いところ無いよね?と思うかもしれませんが
〇〇とは違うんだよ!〇〇とは!
と言いたくなるくらい、良くできたモビ・・・機械です。
粉末造形以外は、
ワークの”上”に配置できる分だけ、一度に造形できます。
簡単に説明すると、
A4のテーブルの上に4個置ける場合は、一度に4個まで作成できます。
粉末造形は、
ワークの”中”に配置できる分だけ、一度に造形できます。
例えば、A4の水槽の中(高さ方向にも配置できる)に28個配置できる場合は
1度に28個まで作成できます。
さらに、サポート材が発生しません。
余分な材料費が必要ないため、ボトルのような形状は他の方式より安く作成できます。
導入した3Dプリンター(粉末造形)のスペック紹介
スペック紹介になります。
機械名 | Fuse1 + 30w |
メーカー | Formlabs |
ワークサイズ | 165 x 165 x 300 mm |
方式 | 粉末焼結石造造形(SLS) |
材料 | ナイロン12 |