３Ｄプリンター使いの上原です
２０１８年４月から、１，０００万色超のフルカラーに対応した製品を作成できるようになりました。
今までもフルカラーに対応はしていましたが、使える色の数が凄く増えました。
また、仕上げ方法が異なるため、細いパーツも折れる心配が減りました。
ま・さ・に！フィギュア向けと言っていいでしょう！！

使える色が多い、カラー３Ｄプリンターの利点

カラー３Ｄプリンターの良いところは、色が必要な製品を後で塗装しなくても良い点です。
パソコン上(ソフト)の色を、そのまま表現できる便利な機械です。

しかし、３Ｄプリンターで扱える色は機種によってそれぞれ違います。
表現できる色数が少ないと、作った後に

あれ、なんか思っていたのと違う？

となるのですが、表現できる色数が多いと

おぉ！！綺麗な立体になった！！

となります。
同じカラーでも、より綺麗な製品をご提案できるようになりました。

３Ｄプリンター使いの上原が、凄いなぁーと思うところ

サンプルでフィギュアを作ってもらいました。
いくつか凄い！と思ったポイントを紹介します。

フィギュアの顔と指

拡大した画像のため、少し荒く見えますが、綺麗に出来上がっています。
最初に注目すべきポイントは、髪の毛やリング、そして指・・・これは細いですね。

通常のインクジェット方式のサポート材は不溶性なので、サポート材は人力で取り除きます。
細かい部分は折らないように、とても神経を使って取り除きます。めっちゃ疲れますし、正直やりたくない…
しかし、この機種はサポートが水溶性なので、水に浸けておけばサポート材が取れます。
細かい形状もへっちゃらです。凄い！！

スカートやリボンの厚みも薄く、布の触感というか、ひらひら感が表現できています。
ここまで、薄い形状を作れるのもびっくりしました。

単色ではなく、グラデーションや細部の柄が表現できています。

塗装だと、塗装屋さんの腕にかかってくるところですね。
塗装無しで、ここまで綺麗に色が表現されていれば問題ないレベルです。

また、細かいところまで表現できています。
帯や飾り紐の細かいパーツにそれぞれ色が入っていますし、
グラデーションも入っています。
爪や睫毛にも、ちゃんと色が入っていました！
ただし、見る人が見れば３Ｄプリンターで作成した製品だとわかります。

カラー３Ｄプリンターでも表現できない色

カラー３Ｄプリンターでも表現できない色があります。
それは、メタル系（金、銀）と光沢です。
近い表現はできますが、この点だけは塗装した方が良いです。
インクジェット方式で作成した製品は、癖があるため塗装する箇所により検討する必要あり！！

カラー３Ｄプリンターのデータ

カラー製品を作成するには、色情報があるデータが必要になります。
対応するデータフォーマットは

• ＯＢＪ
• ＶＲＭＬ
• ＰＬＹ

です。

※カラーのフィギュアや模型をご検討の方は、気軽にお問い合わせください。

ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。

有限会社中山木型製作所　担当：上原　　　電話：０５６６－４２－４８３８