皆さんは、3Dプリンターで出力するには何が必要だと思いますか?答えは、「データ」です。データが無い場合は、データ作りから始まります。「これと同じものを作って!」と言われる人がいますが、それをデータにしないと作れませんよ。一般的に、必要なデータはSTLファイルです。STLファイルは「3角形の集まりで・・・・」と書くと難しくなるので、ここではSTLファイルの説明を省略します。
STLファイルって、どう作る?
では、このSTLファイルはどのように作るのでしょうか?
わかりやすくするために、「リンゴ」を3Dプリンターで作成する方法を説明します。スーパーやコンビニで美味しそうなリンゴを購入します。スマホで写真を・・・・では作成できません。リンゴを3Dスキャナーと言う機械を使ってデータ化、もしくは大きさを計測してCADでデータ化する必要があります。いきなりハードルが上がりましたね。
でも、データを作ればリンゴが手に入るのです。凄くないですか?
CADデータを作るには?
3Dスキャナーは購入する必要があるので、CADで作成する方法を説明します。「CAD無いよ〜」と言う人は、体験版のCADなどをダウンロードしてください。「CADは私には無理!」と言う人は、データを作れる人や会社に依頼しましょう。でも、人間がんばればデータは作れますよ。
CADで、データを作ろう!
まずは、リンゴの輪郭から作ってみましょう!リンゴを包丁で半分に切った形状を作成します。初めての人は、ここに時間がかかります。でもこの輪郭が作れればCADの機能で簡単に立体が作成できます。仮に、10時間かかってリンゴのデータを作成できれば、あとは3Dプリンターで出力するだけです。
輪郭ができると、CADの機能で回転やパイプを作成する機能を使って立体を作成します。
CADの種類により方法が違いますが、STLファイルに保存してください。さて3Dプリンターの出力する材料はどうしましょう?ガラスのリンゴのように透明がよければ、材料はアクリルが良いですね。強度が欲しければ、材料はABSをお勧めします。
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