3Dプリンター使いの上原です
透明な製品の最新記事は、「透明な製品を作成するなら、3Dプリンター?光造形?加工?どれを選択すれば良いの?困ったときはご相談ください」を読んでください。
3Dプリンターの材料に、透明なアクリルがあります。けっこう癖があります。単純な形状なら問題ないのですが、厚みがあったりサポートが必要な形状では悩みます。作るのは問題ないのですが、仕上げに苦労します。3Dプリンター出力を「透明な材料で!」と依頼するお客様と相談することになります。
透明を希望するお客様と相談
簡単に説明すると、シンデレラのガラスの靴は大変です。透明=ガラスのイメージをされると思いますが、サポートが必要な部分は透明度が落ちるからです。ペーパーで磨けば・・・・と思うかもしれませんが、磨くと白っぽくなります。最終的にコンパウンドなどで仕上げても、サポートが無い部分と比較すると違いがわかります。お客様と相談と言うより、事前説明ですね。
3Dプリンターの設定の違いでここまで変わる
3Dプリンターで出力する時も、設定を注意しなくてはいけません。次の写真は、左から「1.透明になるように出力」「2.透明になるように出力後、全体をペーパーで仕上げる」「3.サポートで囲んで作成」になります。写真では、1番と2番の違いが分かりにくいかもしれませんが、3番は曇りガラスですね。円柱なのでペーパーで磨きにくいのもありますが、磨いても・・・・磨いても・・・・。クリアーコートスプレーをすると透明度は上がりますが、1番まで綺麗になりません。これが立方体なら楽なのですが・・・・。
透明度を早めるフォトブリーチ処理
3Dプリンターで透明な製品ると、少し黄色いです。時間がたてば黄色が薄くなり気にならなくなるのですが、お客さんから見れば「ん?なんか変では?」と思うでしょう。そこで、納品する前にフォトブリーチ処理をして黄色を無くす処理をします。次の写真は手作りフォトブリーチ処理です。LEDを使ているので熱が出ないのが良いです。ガラスの靴であれば、カカトが厚いので処理時間がかかります。
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