3Dプリンター使いの上原です
透明な製品と言われると、何を思い浮かべますか?
コップ?窓ガラス?メガネのレンズ?容器?・・・・いろいろありますが
私なら”水族館のガラス”です。
水族館の水槽のガラスが透明だから、魚の観察ができるのです。
透明でなかったり、透明度が低いと、観察できませんからね。
これは、最近テレビで見た影響です(笑)
水槽は水圧にも耐えられる必要もあり、大きなサメがぶつかっても壊れない分厚いガラスでできています。
簡単に壊れたら危険ですからね。
このガラスですが、ガラスに見えますが本当は「アクリルガラス(アクリル樹脂)」で作られています。
昔は強化ガラスなどで作られていたようですが、最近はガラスでは作成が難しかったドーム型などの形状も作成できるそうです。
そのアクリルガラスの仕上げは、職人さんが表面を磨くことによって、透明度を上げているそうです。
テレビ見ながら、「(職人さんが表面を磨く)・・・だよねぇ!!」と言ってしまいます。職業病ですね(笑)
「透明度は、人が仕上げる!」これが、今回のキーワードです。
磨く方法はいろいろありますが、実際に比較してみましょう。
私の名刺です。オシャレでしょ?(笑)
この名刺を使って、透明度の違いを説明します。
まずは、透明な材料で作成した製品を前に立てた場合です。
次は、仕上げをした製品です。
これぐらい違います。仕上げが必要ですよね。
2枚の製品を並べて比較します。(左:仕上げ無し、右:仕上げ有り)
人が透明な製品を仕上げると、透明度をアップさせることが可能なのです。
では、透明な製品を作成するなら、3Dプリンター?光造形?加工?どれを選択すれば良いの?ですが
「形状と用途に合わせて選択」になります。
何それ?と思うかもしれませんが、まずは形状を確認させてください。
この形状なら「3Dプリンター」
この形状なら「光造形」
この形状なら「加工」
と、最適な作成方法を検討します。
作りやすさもありますが、仕上げを考えて作成を方法を検討する必要があるからです。
また、人が磨ける範囲となるため、指や道具が届く範囲になります。
細い穴や、複雑な形状だと磨けません。その様な場合は、作成前に形状変更のお願いする場合があります。
形状変更できない場合は、部分的に透明度を出せない場合があります。
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
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有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838