3Dプリンターで展示会用ボトルを作る試作品として、ボトルの「クチ」と「キャップ」を作成しました。ボトルを作るのに問題になりそうなネジ部分・・・コンビニでペットボトルを何本か買ってくると、いろいろデザインがありますね。インターネットで調べるとペットボトルは、口径がΦ28mmの規格があるようです。この口径がΦ28mmになるようにCADで2次元データ(図面)を作成します。
ボトルの2次元データを作成が難しいので
ノギスを使って、参考寸法を計測します。重要なのはネジ部分のため、谷径・山径・ピッチ・巻き数など確認します。2次元データではネジ部分を表現しにくいため、3次元に寸法をいれながら作りました。残念ながら使用しているCADでネジの部分を簡単に作成できないため、90度ごとに点を作成し円柱に巻き付くように・・・表現しにくいですが苦労しています。最終的にはネジを表現するスプラインと断面を使ってネジ部分を作成しました。
まずはキャップを作る
いきなり「クチ」と「キャップ」を作っても上手くいくかわからないため、キャップだけを作りました。いわゆる試作を作るための試作です。完成したキャップに合うのは「お〜い、お茶」でした(たまたまピッタリだった)。写真の白い部分が、3Dプリンターで作成したキャップです。
次は、ボトルのクチを作成
ボトルのクチは、作成したキャップとのクリアランスに注意すればOKです。3Dプリンターの作成方法も関係するのですが、今回は、0.2mmのクリアランスでクチ部分を作成しました。写真の右側になります。
ボトルのクチとキャップの確認
写真のように、3Dプリンターで作成したボトルの試作「クチ」「キャップ」が完成しました。クリアランスは0.2mmより小さくしても問題ないかもしれません。さて、これからボトルを作成します。ボトルは後日ブログにアップします。
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