3Dプリンターで、積層ピッチと言う言葉があります。言葉では「3Dプリンターで積層するピッチ」・・・なんとなくわかるような気がします。注意点として、これは精度ではありません(ここ重要!)。積層ピッチが細かいから精度が良い・・・綺麗にはなるけど・・・・そんな話をしたいと思います。
積層ピッチとは
3Dプリンターは、FDM方式、インクジェット方式、SLS方式・・・など、いろいろな方法で形状を作成します。積層ピッチは、共通する用語だと思ってください。「高さ方向(Z方向)に、どのくらいの厚みで形状を作成する」なのです。わかりにくいので画像を使って説明します。
積層ピッチの説明
画像は、かまぼこの形状を横から見たイメージをしてください。今から、かまぼこ型の樹脂製品を作成する感じです。フィギュアを寝かして、鼻を上にする感じと言った方が良いでしょうか?
次に、積層ピッチの値が大きい場合の画像です。緑色が3Dプリンターで作成した形状です。カクカクしている感じですね。
次は、積層ピッチの値が小さい場合の画像です。どうですか?上の画像と比較すると、なめらかなかまぼこ型になっているのがわかると思います。
積層ピッチのまとめ
積層ピッチの値が小さいと、綺麗な製品が作成される・・・・なのですが、作成時間は多くなります。デザイン的な形状は綺麗な方が良いのですが、単純形状は積層ピッチの値が大きい方が早く作れる利点があります。なんでもかんでも積層ピッチの値が小さくするより、形状で判断するのをおススメします。と言うことで、よく聞かれるのですが精度ではありません!あと1つ、同じ積層ピッチでも3Dプリンターによって綺麗さは変わります。
積層ピッチが小さい=綺麗(※3Dプリンターの性能により変わります)
積層ピッチが大きい=早く作成できる
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