折り紙つる、あなたは折れますか? なんで折り紙?と思うかもしれませんが、小さい子供のブームはころころ変わります。折り紙ブームが来た時に「これを3Dプリンターで作成したら?」と思っていたのですが、すっかり忘れていました(笑) 今回は、折り紙つる・・・・折ってもいない・・・・紙でもない・・・・と言うことで、折り紙つる風を3Dプリンターで作成した時の話です。
まずは、折り紙で鶴を作成
見本も無くCADで折り紙風つるを作成するのは難しいため、実際に折り紙で鶴を作成します。何度か子供と作成しているので、これは簡単に作成します。問題はここからです。折る順番に、2次元の展開図を作成します。次に3次元化・・・・急に難易度が上がります。デザインCADだと簡単に作れるのでしょうか?弊社の使用しているCADだと、鶴の胴体部分のふくらみを作るのが苦労しました。ラインの長さを変えないで、立体的に膨らむのです。(CADのわからない方に説明すると、鶴の骨組みを作るのは大変です。)
骨組みができたら、サーフェスを作成。そして・・・
骨組みが完成したら、サーフェス(面)を作成します。骨組みがしっかり作成できていれば、サーフェスを作成するのは簡単です。見た目は完成ですが・・・サーフェスのため厚みがありません。紙の厚みと言った方が良いでしょうか?3Dプリンターで作るため厚みを1mmにします。(1mmの厚みがある紙を折った感じに変更します)
3Dプリンターで、折り紙つる風を出力
アクリルで作成するので、3DプリンターはObjet30Primeを使いました。自動配置すると、Z方向が低くなるように配置されます。気持ち的には、ハネの部分を台と平行に配置したかったけれど・・・・今回は、材料が少なく作成できる自動配置で作成しました。完成品のハネは少し積層面が・・・・後でペーパーで磨きます。良い感じに完成しました!
最後に
もう少し小さい鶴であれば、材料費が少なく作成できます。贈り物の飾りにどうでしょうか?亀も必要かな?3Dプリンターを使った、アイデアを形にしたお話でした。
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