3Dプリンター使いの上原です
最近、3Dスキャナーを使う案件が多いです。
何をしているかと言うと、製品のデータ化や古い金型のデータ化です。
とくに、古い金型のデータ化は最近多くなりました。
会社で3Dスキャナーを持っていないお客様
古い金型が、形状的にデータ化できるのかの問い合わせをいただきます。
写真を複数枚撮っていただき、メールに添付して送ってもらいます。
製品のデータ化と同じですね。
わかりにくい箇所は、こちらから電話やメールで形状の確認をしています。
会社で3Dスキャナーを持っているお客様
3Dスキャナーを持っていて、データ化かの相談をされる場合は
検査用に、3Dスキャナーを導入されている会社です。
検査用で購入されていると、データ化するソフトを持っていないです。
データ化ソフトは、300万円〜500万円くらいです。
ソフト購入するなら依頼しよう!って感じですね。
追加でソフトを買ったからと言って
理想のデータを作成するには経験が必要のため
急ぎであれば、依頼していただいた方が効率が良いです。
でも、「古い金型をデータ化したい!」と思う人は、まだ少数だと思います。
CADデータがあるから大丈夫!
図面があるから大丈夫!・・・・本当にそうでしょうか?
金型を現場で修正しているかもしれません。
それを知っている担当者は、会社に残っていますか?
3Dスキャナーと型の構造を理解できるオペレーター
古い金型のデータ化は、型を単純に3Dスキャナーを使ってデータ化して終わりではありません。
型のデータとして使用できる状態にするには、型の知識も必要です。
型の構造を理解して、部分的に修正をします。
3Dスキャナーの知識 + 型の構造を理解
なぜ、型の知識も必要なのか?
1番、知識が必要なのは、PL面(パーティング面)です。
3Dスキャナーで撮影して、自動面張りを使用するとカドがだれます。
だれる・・・用語かな? ピン角ができません。
そのため、PL面などは再作成する必要があります。
PL面は適当な平面ではないため、上型と下型が合うように再作成します。
ちなみに、穴も綺麗な円ではないため再作成する必要があります。
金型をデータ化できるかの判断
金型が3Dスキャナーでデータ化できるか?できないかは?を見分けるのは簡単です。
金型に深い溝や穴があるか?
だけです。
深い形状があると、3Dスキャナーのレンズで認識できません。
では、深い形状はどうするのでしょうか?
- 必要ない形状なら省略
- ほかの方法で測定し、CADでデータ作成
- 入れ子で作成していないか?確認
- 要相談
あと重さによって料金も変わります。
ターンテーブルに載せることができれば、少し安くできます。
ターンテーブルに載せられる重さは、100kgを目安にしています。
(150kgまで良い物もあります)
今回の話は、3Dプリンターに関係ありませんでしたが
データ化だけの問い合わせもいただいています。
3Dスキャナーは、検査にも使えます。
検査の依頼があれば、作業しますよ!(ちょっと宣伝)
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838