3Dプリンター使いの上原です
みなさんは、地図を利用しますか?
目的地までの道のりを、車のカーナビやGoogleマップ、スマホのアプリを使うことはあっても
昔みたいに地図を開いて「どの道を通ろうかな?」なんて考える人も少なくなったと思います。
地図の読み方、憶えていますか?
今回は、地図は地図でも立体地図のお話です。
立体地図・・・立体が付くので、3Dプリンターで作成すると良さそうですね。
でも、3Dプリンターで製品を作成するには、3Dデータが必要です。(重要)
地図の3Dデータを作るのに費用が必要では?と思われると思いますが
実は!!国土地理院のサイトから、3Dの地図データがダウンロードができるのです!!
なんと無料です。
国土地理院のサイト:http://cyberjapandata.gsi.go.jp/3d/
サイトの「立体模型を作る」で、自分の欲しい地図の範囲を決めて保存するだけです。
地元の地図データも、簡単に作成できます。
富士山で説明すると、「富士山」を検索して地図を表示します。
これが立体(3D)にすると
になります。
興味のある人は、データだけでも作ってみたらどうでしょうか?
高低差が少ない土地だと、少し物足りなく感じるかもしれませんが・・・(笑)
データの保存方法だけ、捕捉します。
単色、あとで塗装するならSTLデータで保存
家庭用の3Dプリンターで作成される場合も、このデータになります。
STLは色情報をもっていませんが、いろいろな材料を選ぶことが可能です。
ジオラマのベースに利用する感じでしょうか?
最初からフルカラーで作成するなら、VRMLデータで保存
フルカラーで立体地図になると、一般的に材料は石膏になります。
テクスチャ―と言うファイルも保存しますが、これが色情報のファイルになります。
ファイルを修正すれば、海抜〇mなどの情報を追加することもできます。
既に使われている立体地図の利用方法は
- 自治体が地域住民の方に説明するための防災模型
- テレビ局が使用する説明用の模型
- 研究・学習用
などです。
模型に水を流す場合は、材料を考えないといけませんが
ベースは、石膏やウレタンで作成されています。
※ウレタンは、切削加工で作成します
(通常の)防災マップが無いよりマシ!!と言われると辛いですが
地図を読めない現代の人が、2次元の地図で理解できるのでしょうか?
3次元にすることにより、誰もが理解できる地図ができると思います。
とくに、防災マップって立体化する意味があると思うんだけどなぁー。
※画像は、国土地理院サイトの物を使わせていただきました。
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838