3Dプリンター使いの上原です。
3Dプリンターの出力サービスをしている中山木型には、いろいろな問い合わせがあります。
その中で、「3Dプリンターで作成した製品の精度を教えてください!」と言う質問があります。
直球の質問ですね。(嫌いじゃないです)
いつも思うのですが、何て答えるのが正解なのでしょうか?
機械(3Dプリンター)のカタログスペックの説明で、納得されるのでしょうか?
最近は
「形状がわからないと、なんとも言えません!」
と答えています。
別に、3Dプリンターの精度を隠しているわけではありませんw
3Dプリンターに限らず、他の製造方法でもそうですが
薄くて長い物は、反り変形をする場合があります。
簡単に言うと、アルファベットの「U」のような形状。
外側に広がりやすいです。
変形しやすい形状だと、3Dプリンターから取り出した時は大丈夫ですが
時間がたつにつれて、じわじわと変形してきます。
「(他社の出力サービスで)精度、〇〇と聞いて作ったのに精度が・・・」
と言われる方、私に愚痴を言われても・・・。
人によっては、1/100の精度が欲しいと言われます。
注射針のような微細な製品であれば、精密が得意な光造形機でご提案します。
長さ寸法で、精度を求めるのであれば「工作機」で加工しましょう!
工作機で加工できない形状であれば、加工できるように設計変更をおススメします。
何で作ればわからない方は、ご相談ください。
形状を確認して、3Dプリンターなのか?加工機なのか?それ以外なのか?良い方法をご提案します。
それでも、3Dプリンターにこだわりがある人は
「加工代(仕上げ寸法までに削る量)を付けて、3Dプリンターで作成した製品を工作機で仕上げるのは?」
と、言われます。
(最初から、工作機で良いじゃん!!)
・・・・それが可能な3Dプリンターの選択、または設定をする必要があります。
3Dプリンターの種類によっては、内部が樹脂で埋まっていない場合もあります。
削ったら、バリバリと中身が!!も考えられます。
加工基準(加工に必要な基準)はどうされるのかな?あまり、おススメしないですよ!
精度の話をされる方は、だいたいが形状変形を気にされている方です。
厚みを増やしたり、リブなどで補強することで対応できると思います。
あとは、その形状が得意な機械で作成するのを考えてください。
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838