3Dプリンター使いの上原です
知らない方も多いのですが、3Dプリンターにはいろいろな種類があります。
形状の確認だけであれば、どの3Dプリンターで作成しても問題ないのですが、
製品の使用用途によっては、条件に合う3Dプリンターを選ばなければなりません。
3Dプリンター(樹脂)の種類
樹脂製品を作成する3Dプリンターで説明すると、大きく分けて4種類あります。
- FDM
- インクジェット
- 光造形
- 粉末造形
あなたなは、どの種類を知っていますか?
「3Dプリンターをテレビで見たことあるよ」と言う方は、だいたいFDM方式の3Dプリンターです。
FDM方式を簡単に説明すると、テーブルの上に溶かしたプラスチックをケーキのホイップクリームのように
にゅーーーっと動かし、下から順番に作成していく方法です。
もう少し詳しく説明すると、材料のフィラメントを熱で溶かして約0.1mmの厚みで造形する熱溶解積層法になります。
Fused Deposition Modelingの頭文字を取って、FDM方式と呼ばれています。
家庭用3Dプリンターとしても市販されていますので
他の種類に比べて、身近な方式の3Dプリンターと言っていいと思います。
それぞれ得意な分野があり、どの3Dプリンターを使うのが良いか?は
3Dプリンターの初心者には、判断が難しいかもしれません。
どの3Dプリンターで作成すれば良いか?
作成したい製品は、どのような使用用途・条件があるのかを考えます。
例えば
使用用途では
- 量産前の形状確認
- プレゼン用の模型
- 水を流したい
- 実際の部品で使いたい
- 食品の型で使いたい
- マイナス100度の実験に使いたい
条件では
- 表面の綺麗さ
- 材質の指定
- 個数
- 費用
などです。
条件によっては、3Dプリンターではなく
切削加工などで作成した方が良い場合もあります。
よく「安い方法で」と言われる方がいらっしゃいますが
形状によって、どの方法で作成するのが良いか検討する必要があります。
今後、3Dプリンターの導入を考えられている方は
3Dプリンターを購入してから、作成する製品を考えるのではなく
1番多く何を作成するか?を考えて、3Dプリンターを選択した方が良いですね。
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有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838