3Dプリンター使いの上原です
まずは宣伝から!!
2020年7月。中山木型は3Dスキャナーを導入しました!
機種 | SolutionixD500 |
ワークサイズ | 92 x 70 x 60 mm |
読取精度 | 0.01mm |
3Dプリンターと3Dスキャナーの関係
3Dプリンター出力(受託)サービスをしている中山木型が、なぜ3Dスキャナーを?
と、思われる方もいると思います。
3Dプリンターで製品を作成するには、必ず3Dデータが必要になります。
3Dデータは、CADで作成することが多いのですが
図面やCADデータが無い製品(古い部品や美術品など)は、3Dスキャナーを使ってデータ化します。
データが必要な3Dプリンターにとって
3Dスキャナーは必要な相棒と言って良いでしょう!!
3Dスキャナーは種類がある
3Dプリンターも種類がありますが、3Dスキャナーにも種類があります。
1つの3Dスキャナーで、どんな製品でもデータ化できるわけではありません。
- 小さい物
- 大きい物
- 精度が必要な物
- 移動できない物
- 色が必要
- 検査専用
などの条件によって、3Dスキャナーを使い分ける必要があります。
なんと、ロケットをデータ化できるスキャナーもあるんですよ。
精度の良い3Dスキャナーは、何百万円もする機械のため
複数の機械を購入・維持をするのは大変です。
小物専用の3Dスキャナーとは
今回、導入した3Dスキャナーは手のひらサイズの小物に特化したスキャナーです。
今まで中山木型では様々な製品をスキャンしてきましたが、
小物製品、特に細かい模様のデータ化に苦労しています。
いろいろテストした結果、小物専用の3Dスキャナーの方が細かく溝や模様がデータ化できました。
例えば、コイン。
通常の3Dスキャナーでも撮影は可能ですが
外形は問題なくても、細かい模様などはボケてしまいます。
特に凹形状。
これが小物専用の3Dスキャナーだと、模様や溝、さらに細かいキズまで
綺麗にデータ化できます。
また、1度データ化してしまえば、小さくしたり、大きくしたり
大きさを自由自在に変更できます。
小物専用3Dスキャナーの事例
六角ボルト(M10)を、3Dスキャナーでデータ化しました。
画像左側:市販品の六角ボルト
画像右側:データ化した六角ボルトを、3Dプリンターで作成。ボルトの頭を「Nakayama」に変更しています
ネジ部分も綺麗にデータ化できているので、ボルトも締めることができます。
3Dスキャナーを使ったデータ化サービス
中山木型では、3Dスキャナーを使ったデータ化サービスもしています。
製品、金型、美術品・・・などのデータ化や図面化、CADデータに展開など
お困りごとがございましたら、ご相談ください。
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838