3Dプリンター使いの上原です
中山木型に問い合わせが多いベスト3の第3位の記事は読んでいただけたでしょうか?
読まれていない方は、
こちら「3Dプリンターの問い合わせベスト3の第3位は!!金型費が高いから、3Dプリンターで作りたい」
今回は、第2位をご紹介します。
第2位は、「壊れた部品を作成したい」です。
中山木型では、著作権が関係ない製品、生産が終わりもう手に入れることができない製品(部品)を作成することができます。
ですが、お客様との大きなギャップもあり作成率20%くらいです。なぜでしょう?
部品を作成したいが、データ作成費用が必要
何度も書きますが、3Dプリンターは3Dデータが無いと作成できません。
製品があっても、3Dデータが無いと何もできないのです。
データを作る方法としては
- ノギスなどで簡易計測し、CADでデータを作成
- 3Dスキャナーで、スキャンしてデータを作成
(3Dスキャナーに興味のある方は、「製品のデータ化と検査は、3Dスキャナーにおまかせ!ポイントは、経験値」)
になります。
どちらも、人が操作するため人件費が発生します。
複雑になると作成時間がかかります。
このデータ作成費用が高いハードルになり、80%の方はあきらめます。
この80%の方は、個人の方が多いです。
壊れた部品を作成したい場合は
まずネットで同じ製品(部品)が購入できないか検討をお願いします。
過去に、作成しなかった壊れた部品
では、どういった製品を3Dプリンターで作成したかったのでしょうか?
作成しなかった製品をご紹介します。
- 美顔器の部品 ― 修理できない、復元も難しいくらい粉砕
- 時計の部品 ― かなり古い時計
- 玩具のパーツ - 部品を無くした
- コーヒーメーカーのノブ - 海外の製品で、部品供給が無い
- ボディーボードの部品 - ボタンのような部品
- 便座のヒンジピン - ネットで探したが無かった
- 複写機の部品 - 古い機械で、部品が手に入らない
- 車の社内パーツ - 古い車で部品が手に入らない
などです。まだありますがキリがないので・・・
時間をかけて検討していますが、ほとんどが「思っていたより費用が高かった」で終わっています。
時間をかけて検討・・・・お金ください(汗)
復元するのに難しい形状
壊れた部品の復元で、難しい形状は「ネジ」です。
ネジがJIS規格なら問題ないんのですが、海外製品だと何度も測定して何の規格なのか調べる必要があります。
めちゃくちゃ時間がかかります。ネジがある部品は時間がかかるため、費用がアップします。
壊れた部品を作成するのは、一品物を新規で作成すると同じ
製品しか無い製品(部品)は、一品物を作成すると同じです。
イメージは、500円くらいで同じ物・・・でしょうが難しいです。
新規でデータを作成して、3Dプリンターで出力!これが現実なのです。
でも、20%の作成された方は満足されていると思いますよ。
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838