3Dプリンター使いの上原です
ちょっと、マニアックな3Dプリンターのラバーライク話です。
3Dプリンターの使用できる材料には、シリコンライク・ゴムライク・ラバーライクがあります。
(メーカーさんによって呼び方が違います)
ゴムのように、軟らかい物を作る時に使うのですが、材料によって硬さが違います。
また、3Dプリンターの機種によっては柔らかさを調整できます。ご存知でしたか?
※中山木型が使用している3Dプリンターはストラタシス社製なので、ストラタシス社が使う名称の「ラバーライク」で説明します。
材料ラバーライクの使える3Dプリンター
まず、材料のラバーライクを使える3Dプリンターと、使えない3Dプリンターに分かれます。
Stratasus Objet30Primeのスペックを見ると、ラバーライク樹脂(TangoBlack/TangoGray)と書かれているので
ラバーライクが使えます。TangoBlackとTangoGrayと書かれているので2種類あるのもわかります。
でも、スペック表では硬さはわかりません。
厚みによって、ラバーライクの硬さが変わる
ラバーライクをご希望のお客様は、「(ラバーライクの)硬さはどれくらいですか?」と聞かれますが
製品の厚みによって変わります。厚くなれば硬くなりますし、薄くなれば柔らかくなります。
製品が厚い=硬い
製品が薄い=柔らかい
例えると、消しゴム1個の中央を押して反らせるのと、2個重ねて反らせるのは違いますよね?
電話やメールだと説明しにくいラバーライクの硬さ・・・。
一般的に、硬さは硬度(こうど)で表現しますが、3Dプリンターで使われる硬度と違うようです。
そのため、「材料」と「製品の厚み」を考慮して硬度を考える必要がります。
今のところ、御見積り内容にもよりますが、部分的な形状をサンプル作成して
お客様に、硬度の確認していただく方法を取っています。
ラバーライクの硬度を調整できる3Dプリンターは、これ!
本題の「3Dプリンターの材料シリコンライク・ゴムライク・ラバーライクには、軟らかさの調整ができる3Dプリンターもあります」ですが、機械(3Dプリンター)によって、できたり、できなかったりします。
残念ながら、Objet30Primeは、硬さを調整する機能がありません。
そのためラバーライクの場合は2種類の材料から選択することになります。
※硬さ調整が必要な場合は、協力会社さんに作成依頼しているため、出力サービスとしては問題はありません。
硬さは、「ラバーライク」と「別な材料」を混ぜることにより調整します。
簡単に言うと、材料のタンクが2個以上持っている3Dプリンターである必要があるのです。
もし、今後3Dプリンターを購入予定があり、材料にラバーライクが必要で柔らかさを調整したい方は、ここポイントですよ!!
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838