3Dプリンター使いの上原です
3Dプリンターで製品を作成するのに必要なのは、「3Dデータ」です。
3Dデータを作成する方法は、いろいろありますが、1番多いのはCADを使ったデータ作成になります。
元CADメーカのSEだった上原が、CADについてわかりやすく説明したいと思います。
ものづくりをされている会社(人)は、CADを使われている方が多いと思います。
でも、それ以外の大半の方は、CADって何?と思われると思います。
CADとは、Computer-Aided Designの略で・・・・と言うと難しくなるので
簡単に言うと、「パソコン上で、設計するソフト」のことです。
設計って・・・と思う方には、「パソコン上で、製品の形を作成するソフト」と言えばいいのでしょうか?
それでもわかりにくい方は、「パソコンで、何か作るんだぁー」と思ってもらえば良いです。
さて、そんなCADも、2D用と3D用があります。
2D用って呼び方しないで、2次元CADと呼ぶかな?
2次元CADと3次元CADの違いとは・・・・。
2次元CADとは、どんなソフト
2次元CADは、図面等を作成するソフトになります。
CADが無かったころは、ドラフターと言われる製図板の上で
紙と鉛筆で図面を描いていました。
(今も、ドラフターで図面を描く方もいます)
ドラフターは、大きな板の上でL字の定規を使って図面を描きます。
見たことありますか?
鉛筆ではなく、シャーペンの、0.3mmと0.5mmと0.7mmを使い分けて描く方もいます。
懐かしい方もいらっしゃるのではないでしょうか?
図面は、上から見た図、下から見た図、横から見た図・・・などを描きます。
いわゆる設計図ですね。図面を見たことが無い人は、小学校のころに学んだサイコロの展開図を想像してください。
(正確には、サイコロの展開図と同じではないですが・・・イメージです)
CADは、その図面をパソコン上で描きます。
修正やコピーなどが簡単になるので、パソコンで操作できる便利なソフトになります。
ただし、2次元CADのデータは2Dデータのため、3Dプリンターが必要な3Dデータは作成できません。
2次元CADのデータを利用して、3次元CADで3Dデータを作成する必要があります。
3次元CADは、どんなソフト
3次元CADは、図面も描けますが、主に3Dデータを作成するのに使われます。
3次元なので、X軸とY軸の他に、Z軸が追加されます。
Z軸・・・わかりにくいかな?
立体を作成できると思ってください。
図面は、どうしても経験がないと頭の中で立体を想像しにくいのですが、3次元CADを使えば
パソコン上で立体を目で見て確認できる・・・凄くないですか?
3次元CADは、3Dプリンター用のデータも出力できますが、メインの使われ方は違います。
ほとんどは、3次元設計、だったりCAM(切削加工するためのソフト)で利用するデータ作成に使われます。
気づいていない方も多いのですが、3次元CADを使用している方は3Dプリンターに出力する機能を標準で持っています。
だいたいは、外部ファイル保存で「STL」を選択するだけです。
3次元CADは、まだまだ高価なソフトですが
有名なフリーソフトもあります。
勉強する必要がありますが、自分で操作して3Dデータを作成できれば
3Dプリンター出力サービスを利用することで、世界で1つだけのあなたの製品が手に入ります。
アイデアを形にできる3Dプリンターには、3次元CADがまだまだ必要ですね!!
CADを使えない方に、ご紹介
中山木型では、CADを操作できない方のために、3Dデータを作成するサービスをしています。
困ったときには、ご相談ください。
最後は、宣伝になってしまいました・・・・。
次回は
「CADで3Dデータを作成する その2!ソリッドになったデータをSTL出力してね」
をご紹介します。
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838