3Dプリンター使いの上原です
食品サンプル、ご存知でしょうか?
料理模型や食品模型と呼ばれることもあるそうですが、飲食店にディスプレイされている料理の模型のことです。
お店に入らなくても、形状でとんな料理なのか想像できるのが良いですね。
今回は、その食品サンプルにスポットを当ててみたいと思います。
3Dプリンターを使った出力サービスをしていると、
「食品サンプルを作成できないか?」というお問い合わせがあります。
3Dプリンターって、何でも作成できるイメージがあるからか、いろいろなお問い合わせがあります。
食品サンプルも、その中の1つです。
実を言うと、食品サンプルは3Dプリンターで作成するには、あまり向かない製品です。
今までに頂いたお問い合わせの食品サンプルの使用目的は
- ディスプレー用
- カロリー計算用(勉強用)
- 看板
ほぼ、この中のどれかです。
食品の3Dデータが無いため、3Dプリンターで作成しようとすると
- 3Dスキャナーでデータ化
- 3Dプリンターで製品を作成
- (塗装)
この3工程が必要です。
1つ目の問題は費用です。
3Dスキャナーでデータ化すると、最低でも5万円必要です。
リンゴとみかんで10万円(本当は、もう少し安くなります)
多くの場合は、このデータ化する費用で「やめます」になります。
ものづくり屋から見ると普通ですが、食品関係の方が多いので
データ化する費用にビックリされます。
データ化の費用はOKでも、2つ目の問題があります。
- カラーの3Dプリンターで製作するのか?
- 3Dプリンターで作成した単色の製品を塗装するのか?
カラーで出力できる3Dプリンターは、光沢のある色はを出すことが難しいです。
想像してください。ぼそぼその表面のリンゴを…。マズそう。
その点、後から塗装した方が綺麗な光沢を出すことができます。
ツヤツヤでみずみずしいリンゴはとても美味しそうです。
普通なら、ウチでは作れません!ギブアップ!案件なのですが、
やはり、ものづくり屋としては「出来ない、作れない」とは言いたくない…
そこで!
中山木型では、食品サンプル屋さんにご協力いただき、製品を納品しています。
(2017年12月からです。それ以前はお断りしていました。)
さすが餅は餅屋。
職人技で作成する食品サンプルは、凄く綺麗!で安い!
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838