3Dプリンター使いの上原です。
アンダーカットと言う用語を知っていますか?
アンダーと省略して言う方もいらっしゃいますが、ものづくりをしている人であれば聞いたことがある用語だと思います。
一般的なアンダーカットの説明は、金型を例にする場合が多いです。
アンダーカットとは、型を開く方向だけでは製品(成形品)が引っかかって取り出せない形状(部分)のことです。
型設計の段階でスライド、傾斜バー、倒れピンなどの方法を使って対応します。
一般的と言いながらも
難しいですよね。用語って・・・・。
超簡単に言うと「製品を上下から見て、隠れる部分」のことです。
簡単すぎる説明ですが、間違ってはいません。
今回は、3Dプリンターのアンダーカットを考えます。
3Dプリンターの場合は、「製品を上から見て、隠れる部分」のことです。
金型とは、ちょっと違いますね。
3Dプリンターは、3Dデータが必要です。
3Dデータを上から見た時に、隠れている部分には、サポート材が付きます。
隠れる部分 = アンダーカット = サポート材
3Dプリンターの方式にもよりますが、だいたいの3Dプリンターは
モデル材 と サポート材
で、形状を作成します。
必要なのは、モデル部分だけです。
サポート部分は、最後に取り除きます。
では、コマを例にして説明します。
この白いコマを、3Dプリンターで作成します。
ここで、アンダーになる部分は
コマを上から見ると隠れる部分、つまり赤色の部分です。
※説明用にコマを立てて配置しています。
3Dプリンターで造形するときは、ピンクの部分にサポート材がびっしりつきます。
このサポート材は、造形後にキレイに取り除きます。
アンダーカットの部分、わかりましたでしょうか?
実際に3Dプリンターで作成する場合は、サポート材が少なくなるように
配置する工夫も必要になります。
※製品形状を優先する場合もあります。
コマの場合、サポート材を考慮すると、このような配置で造形することになるかな?
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