3Dプリンター使いの上原です。
「巻貝って、どんな貝?」と言われて思いつくのは、サザエやヤドカリなどでしょうか?
らせん形をしていますね。右巻きと左巻きがあって・・・・
ところで、巻貝の内部の形状がわかる人いますか?
サザエを食べたことある人は、なんとなくわかるかな?(笑)
そんな巻貝を3Dプリンターで作成する話です。
3Dプリンターで作成するためには、3Dデータが必要になります。
どうやって、3Dデータを準備しましょう?
外形だけであれば3Dスキャナーで撮影できるのですが、内部は貝を切断しないかぎりできません。
(外形だけのデータであれば、3Dスキャナーで十分です)
巻貝を綺麗に切断できれば良いですが、切断時に割れる可能性が高いです。
そこで、内部構造までデータ化できる「工業用CT」を使用します。
拡大すると、データだ!とわかります。
データを、縦割りすると
になります。
断面を見ると、内部の細かいところまでちゃんとデータ化できています。
ハートの半分がらせん状になっている感じですね。
これを、なにもない1からCADで作成するのは難しいなぁーと思います。
また、今回の巻貝は厚みが1mm以下の部分もあるので、
3Dプリンターで出力するときは、インクジェット方式で綺麗に作成できそうです。
データ化の費用は、3Dスキャナーより工業用CTの方が高いです。(個人の感想)
なので、なんでもかんでも工業用CTでデータ化ということはありません。
形状によって、使い分けをします。
今回は、巻貝でしたが
工業用CTを使った、製品のデータ化も可能です。
ただし、大きさや材質によっては、難しい場合もありますので注意が必要です。
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838