3Dプリンター使いの上原です。
中山木型が導入しました光造形機Form3を使って
3Dプリンターはどのように製品を作成するのかを解説します。
そもそも、3Dプリンターを使えば
ド〇〇もんの道具のように、簡単に製品が完成すると思っている人が多いですが
違います!
製品を作成するには複数の作業が必要です。
どのくらいの作業だと思いますか?
Form3の場合だと
6つの工程が必要です!
3Dプリンターを操作する以外にも、必要な作業がいくつかあります。
今回は、クマのフィギュアの作成手順を説明します。
①3Dデータを作成する
3Dプリンターは、3Dデータが必要です。
必ずです!!
3Dデータは、一般的にCADで作成することが多いです。
製品しかない場合は、3Dスキャナーを使ってデータ化します。
3Dデータ(STLファイル)を準備しましょう。
②専用ソフトPreFormで3Dプリンターに送るデータを作成
Form3に付属される、専用ソフトPreFormで
どのように、製品を作成するか設定します。
自動設定もありますが、手動をおススメします。
配置方向、造形の補助となるサポート、積層ピッチ(製品を作る時の細かさ)などを設定します。
③光造形機Form3で製品を作成
USB、WI-FI、ネットワークのいずれかを使って
PreFormで作成したファイルを、Form3に送信します。
材料をセットしたら、造形を開始します。
④洗浄機で造形物を洗浄
Form3で造形後は、製品の表面に硬化していない材料が付着しています。
アルコール(IPA)で洗浄します
専用洗浄機を使うと約10分で洗浄が終わります。
⑤製品を二次硬化
2次硬化が必要です。
製品を紫外線(UV)で硬くします。
この作業しないと、とてもやわらかいです、
⑥サポート除去などの仕上げ
最後に、必要がないラフトやサポートを取り除き完成です
製品にサポート跡が残る場合は、ルーターやペーパーなどで仕上げます。
今回はForm3で説明しましたが、
3Dプリンターによって、作業する数や方法は異なります。
作成方法の共通点は、①3Dデータを作成するです。
中山木型では
- 3Dデータだけ欲しい
- データはあるので、造形~着色して欲しい
- 仕上げは自分でやるので、データ作成から造形までして欲しい
など、様々なご要望に対応しています。
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838