3Dプリンター使いの上原です
いつものブログと違い、木型関連の話です。
突然ですがクイズです。
- 鋳造
- 鋳物
- 鋳型
この3つ漢字を読めますか?
答えは
- 鋳造 ちゅうぞう
- 鋳物 いもの
- 鋳型 いがた
と、読みます。
読めましたか?
それぞれ、「鋳」の漢字がありますが、読み方が違います。
鋳物を簡単に説明すると
型に溶かした金属の液体を流し込み、熱を冷ました製品のこと
になります。
つまり
鋳型に溶かした金属の液体を流し込み、熱を冷ました製品が鋳物です。
この加工方法を、鋳造と言います
になります。
さらっといえると、ちょっと知っている人っぽいですね。
もうちょっと詳しく説明すると
鋳型は、流し込む金属(又は使用用途)に合わせて
様々な素材で作られています。
例えば
- 砂を固めた砂型
- 金属を削った金型
- 石膏型
などがあります。
どのような素材で作られていても、すべて鋳型になります。
ちなみに、流し込む金属は
- 鉄
- アルミ合金
- 銅
- 真鍮
などです。
中山木型が作る木型と鋳造、鋳物、鋳型の関係とは
ご存知の通り、中山木型では2つの事業があります。
- 木型事業
- 3Dプリンター事業
木型事業は、鋳造で使用する、
砂の鋳型(砂型)を作成するための木型を製作する仕事です。
材料は
- ベニヤ
- 紅松
- 集成材
- ケミカルウッド
を使用しています。
それらをCAD/CAMでデータを作り工作機で加工したり、職人の手作業で加工します。
その木型から作られた鋳型で鋳造される鋳物は
- 工作機
- 自動車
- 船舶
- 水道管
などになります。
鋳物が小ロットの場合、そのまま製品化されますが、
大量生産の場合は、木型で試作し金型に展開します。
支給されるデータや図面は製品形状であり、木型や鋳型の形状ではありません。
そのため、後加工のネジ加工や切削加工などを考慮して図面から木型作成に展開します。
- 主型
- 中子
- 巾木(はばき)
- 加工代(かこうしろ)
- 抜きテーパー
- 方案
などを考え、型設計をします。
複雑な形状の製品だと、複数の砂のパーツを組み立てて鋳型を作成するため
まるで難しいパズルです。
パズルのピースのような木型を作るためには、経験が必要になります。
また現在は、3Dプリンターで直接鋳型(砂)を製作するサービスもしています。
作りたい鋳物製品、または木型があれば一度ご相談ください。
最適な方法をご提案します。
ものづくりの相談・御見積りは、無料です。
ご興味のある方は、気軽にご連絡ください。
有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838